#エリオット波動分析 #日柄考察 2日続落後の反発は第4波終焉か?主要指数に見る「波動」の確認

2日続落後の反発:主要指数に見る「第4波終焉」のサイン

市場は1月15日、それまでの2日間の下げを打ち消す強い反発を示しました。ファンダメンタルズ的な要因(地政学的緊張の緩和など)はありますが、我々テクニカル分析官は、あくまでチャートの形状とサイクル(日柄)から、この動きを解読します。

主要指数:フィボナッチと波動カウント

直近の上昇局面において、2日間の下落は明確な調整局面と見なせます。エリオット波動理論に基づけば、これは大きな上昇トレンドにおける「第4波」の動きと解釈するのが自然です。重要なのは、この調整がどの水準で止まったかです。

チャートを精査すると、多くの主要指数が、先行する第3波の上昇幅に対するフィボナッチ・リトレースメントの38.2%近辺、あるいは主要な支持線(例:25日移動平均線)で下げ止まった形跡があります。これは、調整波としては教科書的な終点であり、ここからの反発は「第5波」の上昇を開始した可能性を示唆しています。

第5波が確認された場合、波動理論上、第1波の上昇幅をベースとした目標値設定が可能となりますが、短期的なレジスタンスライン(節目)を上抜けるかどうかが最初の試金石となるでしょう。

セクターの先行指標とブレイクアウトの形状

今回の反発を主導したとされる半導体株や銀行株の動向も、波動の確認に重要な役割を果たします。

  • 半導体セクター: 強気の継続パターンである「フラッグ」や「ペナント」を形成し、その上方ブレイクを試みている形状と見られます。これは、第5波が勢いのある「延長」となる可能性を示唆しています。
  • 銀行セクター: 比較的遅行指標とされる銀行株が連れ高していることは、相場全体に資金が広く循環し、トレンドが確固たるものになりつつあるサイクルの「日柄」に移行していることを示す可能性があります。

原油価格下落が示唆する市場サイクルの変化

一方で、原油価格が下落している点にも注目すべきです。地政学的な緊張緩和という材料があるものの、テクニカル的には、コモディティ市場からリスク資産市場への資金移動の初期段階にある可能性を考慮に入れる必要があります。原油市場の短期的な下降トレンドは、エネルギー株の調整を引き起こし、市場全体のボラティリティを一時的に押し下げる「日柄」の影響を与えるかもしれません。

総合的に見て、主要指数は短期的な調整を終え、新たな上昇波(第5波)へと足を踏み入れた可能性が高いと見られます。しかし、第5波は往々にして第3波よりも短期で終焉を迎える性質があるため、高値を更新しても短期の天井形成リスクには十分な警戒が必要となるでしょう。

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