ニュース材料度外視。金価格が示す「サイクルの位置」と「第3波の延長線」を検証する #GOLD #エリオット波動 #チャート分析

ファンダメンタルズはノイズ。金価格が描く波動を追う

先日、大手金融機関が金価格の継続的な上昇を予測したとのニュースが流れましたが、我々テクニカル分析官にとって、その材料自体は分析の主軸とはなり得ません。価格は全てを織り込み、チャート上にその真実を表現します。ここでは、金価格が現在どの波動の中にあるのか、そしてサイクル理論に基づいて、日柄的にどの位置にいるのかを冷静に検証します。

長期波動分析:大局は第3波の延長を示唆

長期の金価格チャートをエリオット波動の観点から見ると、現在進行中の大相場は、規模の大きな「第3波」の延長部分にいる可能性が高いと見ています。第1波の上昇、そして明確な調整(第2波)を経て、現在は推進波である第3波が細分化しながら進行している状況です。

波動の教科書に従えば、第3波は最も長く、また最も力強い動きを示すことが多いです。直近の急騰局面は、この第3波内部のさらなる細分化された上昇波、具体的には第(3)波、あるいはその終盤の第(5)波に入っているとカウントできる形状です。もし現在の調整が小さな第(4)波だった場合、再び強い上昇圧力が発生し、第(5)波へ移行する準備が整っていると判断されます。

短期サイクル分析:日柄は上昇継続を示唆するのか

次に、短期的な売買サイクル(日柄)に着目します。日足ベースで見た場合、過去数ヶ月の底打ちから現在までの期間を計測すると、サイクル的にはまだ天井を形成するには至らない中盤から後半戦に差し掛かった段階にあると見られます。

もし主要な中期サイクル(例:80日サイクル)の底が確認されたばかりであれば、残りの日柄はまだ十分に残されており、さらなる上昇余地がある状態です。ただし、このサイクル分析が示唆するのは「時間」であり、価格が先行しすぎた場合は一時的な調整が発生する可能性も考慮しておく必要があります。

チャートパターン:押し目形成の信頼度

直近の高値からの調整局面を見ると、価格は特定の支持線付近で強固な基盤を形成しているように見えます。これは典型的な「フラッグパターン」または「上昇継続のための調整N字波動の形成」と捉えることができます。重要なのは、この調整局面において安値を切り上げている点です。

もし現在の価格帯が直近の調整の最低ラインを維持し、再び高値を更新する動きを見せるならば、このチャートパターンは信頼性の高い押し目形成であったと確定し、波動分析における次の推進波への移行を裏付ける形となるでしょう。

結論として、金のチャートは依然として上昇トレンドの最中にあり、波動、サイクル、パターンのいずれの観点からも、推進力が継続する可能性が高いと分析されます。ただし、テクニカル分析は確率論であり、波動のカウントが修正される可能性も常に念頭に置く必要があると付け加えておきます。

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