#エリオット波動分析 #サイクル論 JPMの2026年見通しは長期サイクルの「第3波終焉」の日柄か?

テクニカル分析官の視点:ニュースは材料ではない、サイクルを確認せよ

J.P. Morganが2026年という長期的な市場見通しを発表したという報道を受けましたが、我々テクニカル分析官にとって重要なのは、ニュースの内容ではなく、それが「どのタイミング」で発表されたか、つまり「日柄」と「波動」です。

市場参加者が長期的な見通しに意識を向け始めたという事実は、現在の相場が大きなサイクルにおける転換期、特に長期推進波の終盤に差し掛かっている可能性を示唆していると見られます。

現在進行中の波動カウントの確認

直近の安値を起点とする長期的な上昇トレンドは、エリオット波動における「推進波」としてカウントするのが妥当でしょう。現在、市場が享受している力強い上昇局面は、この推進波の中核をなす「第3波」の延長にある可能性が高いです。第3波はその性質上、最も強く、市場の楽観論がピークに達しやすい時期であり、強気な長期見通しが出現しやすい傾向にあります。

しかし、第3波が終わりに近づくと、次には大きな調整局面である「第4波(修正波)」が控えています。この修正波は、上昇幅の一定割合を戻す、あるいは時間をかけたレンジ相場(トライアングルやフラット)を形成する形で現れるのが一般的です。

「2026年」という日柄が示す可能性

J.P. Morganがターゲットとして提示した2026年という日柄は、現在のサイクル起点から見て、フィボナッチ・タイム・ゾーンにおける重要な節目に相当する可能性があります。

  • もし現在の第3波が202X年中に終焉する場合、2026年という時期は、その後の第4波修正が完了し、最終的な第5波の上昇局面に入る直前、あるいは第5波の終焉となる「転換の日柄」に該当する可能性が考えられます。
  • サイクル分析に基づけば、長期的な見通しが集中する時期は、必ずしもそのトレンドの継続を意味するのではなく、むしろ市場の過熱感から一時的なピークアウトを迎えるリスクがある時期として警戒すべきであると見られます。

注目すべきチャートパターンと目標値

足元の短期的な価格動向を見ると、主要な高値圏で形成されているのは、短期的な修正波の可能性が高い「対称トライアングル」に近い形状です。このトライアングルを上にブレイクした場合、第5波への移行が明確となり、前回高値からのフィボナッチ・エクスパンションに基づき、次の目標値を目指す展開が予想されます。

一方、このトライアングルを下抜けた場合、第4波の修正が深くなるサインであり、下落の目標値としては、第3波の上昇幅に対する38.2%戻しや、長期トレンドラインが支持線として機能する可能性があると分析されます。

#エリオット波動 #テクニカル分析 #波動カウント #フィボナッチ #市場サイクル
【免責事項】
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。
投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断と責任において行ってください。
本記事の内容に基づいて生じた損害について、当ブログおよび執筆者は一切の責任を負いません。
PR
【技術向上】チャート分析を極める

美しい波形は、美しい利益を生みます。テクニカル分析に特化したツールや、設定した通りに動く自動売買システムを活用しませんか?


チャートツールへ

コメント

このブログの人気の投稿

【テクニカル分析】金は調整第4波か?原油は推進波延長の様相 #エリオット波動 #チャートパターン

J.P. Morganの2025年見通しから読み解く半導体サイクルの現在地:AIが牽引する「夏の過熱感」とリスク #シリコンサイクル #AI投資 #半導体

#マクロの視点 サウジアラビア市場に見る「金利サイクル絶対主義」の証明 #FRB #SAMA #金利