テック株高の裏で進む通貨安?スイス大手銀の株式強気論とコモディティ・サイクルの転換点 #実物資産 #コモディティ #金価格 #インフレ
テック主導の株高観測と市場の楽観論
UBSをはじめとするスイスのプライベートバンクが、米国株や新興国株に対して強気な姿勢を強めていると報じられています。その主たる牽引役はテクノロジーセクターであり、AIやデジタルシフトによる企業の収益拡大が背景にあると分析されています。
しかし、コモディティのスーパーサイクルを追うトレーダーの視点から見ると、株式市場の堅調さだけに目を奪われるのは危険かもしれません。現在の株高は企業成長だけでなく、通貨の購買力低下(インフレ)に伴う「名目価格の上昇」という側面を併せ持っている可能性があるためです。
インフレ波動と「紙の通貨」から「実物資産」への資金シフト
歴史的に見ても、株価の上昇がピークに達する局面では、中央銀行の金融緩和によって通貨供給量が過剰となり、法定通貨そのものの価値が薄まる傾向が見られます。この過程で、インフレ圧力が再燃し、株式などの金融資産から金(ゴールド)や原油といった実物資産へと資金が逃避するサイクルが形成されることがあります。
金・原油と株式の相関関係が示すサイクルの転換点
テクノロジーの進化、特にAIデータセンターの急速な拡大は、膨大な電力とエネルギー、そして銅などのベースメタルを消費します。つまり、テック主導の経済拡大そのものが、最終的には原油や金属といった実物資産の需要を急増させる要因になり得ます。
金(ゴールド)が最高値圏で推移している現状も、世界的な通貨信認の揺らぎとインフレへの警戒感を反映していると解釈できます。株高の裏でコモディティ市場の底打ちと実物資産のスーパーサイクルが着実に進行している可能性があり、今後、金融資産から実物資産への大きなポートフォリオ転換が起こるのかどうかが注目されます。
【免責事項】
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。
投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断と責任において行ってください。
本記事の内容に基づいて生じた損害について、当ブログおよび執筆者は一切の責任を負いません。
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